YouTubeは世界最大の利用者数を誇る動画投稿サイトです。
動画投稿者が日々増え続けるYouTubeにおいて、他のチャンネルとの差別化は大きな強みになります。
そんな中で、ChatGPTの技術を活用して、動画のテーマ選びや台本作成を行う方法が注目されて始めています。
YouTubeで差別化を図る要素の一つとして、動画制作にAIを取り入れるのはいかがでしょうか。
この記事では、ChatGPTを使って動画の台本を作成する方法や、AI技術を動画制作に効果的に活用する方法をご紹介します。
AIをうまく使いこなす能力について詳しくまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ChatGPT(チャットGPT)とは
ChatGPTは、ユーザーの質問に対して、人間のように自然な回答をすることができる対話型AIです。
最近、生成系AIという言葉耳にする機会が増えましたが、ChatGPTも生成系AIの一種です。
ChatGPTは日常生活での疑問から、文章の要約や翻訳、短編小説の執筆まで、さまざまな文章を生成することができます。
例として、ChatGPTと下記のようなやり取りをして、小説を書いてもらいました。
面白い小説を書いて
もちろん、面白い短編小説を書いてみましょう。タイトルは「時の渡り鳥」です。
時の渡り鳥
かつて、小さな村に、時間を操る能力を持った不思議な鳥がいました。
この鳥は、毎朝、日の出と共に現れ、その美しい羽を広げると、村の時間がゆっくりと流れ始めました。
村人たちはこの鳥を「時の渡り鳥」と呼び、その存在に感謝していました。
なぜなら、鳥がいるおかげで、忙しい日々の中で、ゆっくりとした時間を過ごすことができたからです。
しかし、ある日、遠くの町から、この不思議な鳥の噂を聞きつけた商人がやって来ました。
彼は、鳥を捕まえて、町で見世物にしようと考えたのです。
村人たちは鳥を守ろうとしましたが、商人は巧みな罠を仕掛け、ついに鳥を捕らえてしまいました。
商人が鳥を町に連れて行く途中、不思議なことが起こりました。
鳥の羽から輝く粒子が舞い上がり、商人の周りの時間だけがゆっくりと流れ始めたのです。
商人は動けなくなり、鳥は自由に飛び去りました。
鳥は村に戻り、再びその美しい羽を広げると、村の時間は元のゆっくりとした流れに戻りました。
村人たちは、時の渡り鳥がもたらす穏やかな時間を再び感謝し、決して鳥を困らせることのないようにと誓いました。
そして、時の渡り鳥は今も、毎朝、村の上空でその美しい羽を広げ、人々に穏やかな時間を与え続けています。
この物語は、時間の大切さと、自然との調和の大切さを伝える、心温まる物語です。
「面白い小説を書いて」という一言だけで、こんな文章を生成されます。
もっと詳細な指示を与えれば、実際に使用できるレベルのYouTube台本を生成することもできます。
ChatGPTを使用したYouTube台本作成
ChatGPTを使用した台本作成のメリット
YouTubeの台本作成にChatGPTを使用する最大のメリットは、効率的な台本作成が可能になることです。
ChatGPTが生成した下書きつかって台本を作成する方法は、一から台本を作るのに比べて、必要な手間と時間がとても少なく済みます。
効率的に台本を量産することができれば、動画の投稿頻度を上げて、動画の再生数やチャンネル登録者数の増加につなげることができます。
視聴者を引きつける台本の書き方
YouTubeの動画がヒットするか否かは、視聴者の関心をいかに引けるかで決まります。
台本作成時には、下記の要素をうまく盛り込むのが重要です。
- 今話題・旬のテーマ
- 内容の面白さやオリジナリティ
- 新たな学びや発見
- 最後まで見たいと思うようなシナリオ
ChatGPTは上記の要素を踏まえたうえで、台本のテーマや構成、具体的なセリフを提案してくれます。
ChatGPTを活用した具体的な台本作成の例
ChatGPTは、与えられたテーマやキーワードから、関連する情報を使って台本を作成することができます。
ここからは「最新のテクノロジー」のテーマで、実際に動画の台本を生成してもらった様子をお見せします。
最新のテクノロジーに関して、YouTube の動画を作りたいです。
台本を作成してください。
最新のテクノロジーに関するYouTube動画のための台本を作成するのは素晴らしいアイデアです。
以下に、動画の構成案を提示します。
この案は、一般的な導入部、中身、結論の構造に基づいていますが、ご自身のスタイルやニーズに合わせて調整してください。
タイトル: 「2024年：最先端テクノロジーの世界」
導入部:
- 自己紹介
- 動画の目的と内容の紹介
- 視聴者への質問やコメントを促す
本編:
- セクション1: AI（人工知能）の進化
- 最新のAI技術の紹介（例: GPT-4、自動運転車、医療分野でのAI活用）
- 専門家のインタビューまたは研究結果の紹介
- AIの未来の展望
- セクション2: ロボット工学とオートメーション
- 家庭用ロボット、産業用ロボットの最新動向
- ロボットが日常生活や産業に与える影響
- オートメーションの利点と課題
- セクション3: VR（仮想現実）とAR（拡張現実）
- VR/ARの最新トレンド（例: ゲーム、教育、仕事での利用）
- ユーザー体験の例やデモンストレーション
- VR/ARの将来性と可能性
- セクション4: 持続可能なテクノロジー
- エコテクノロジー、再生可能エネルギー
- 環境保護とテクノロジーの結びつき
- グリーンテクノロジーの重要性
結論:
- まとめと個人的な意見
- 視聴者に対してフィードバックや意見を求める
- さらなる情報提供のためのリソースの紹介（関連ウェブサイト、書籍など）
エンディング:
- 視聴者にチャンネル登録やいいねを促す
- 次の動画の予告
この台本は、最新のテクノロジーに関する幅広いトピックを網羅しており、視聴者に教育的かつエンターテインメントの価値を提供することを目的としています。
各セクションは、リサーチと現在の技術動向に基づいてさらに詳細を加えることができます。
「最新のテクノロジー」というテーマに沿って、台本の大まかな構成を生成してくれました。
今回はもっと詳細なセリフが書かれた台本がよかったので、もう一度お願いしてみます。
導入部について、詳細なセリフを教えて
もちろんです。
YouTube動画の導入部においては、視聴者の関心を引き、動画のテーマを明確に伝えることが重要です。
以下は、最新のテクノロジーをテーマにした動画の導入部の例です。
動画開始
背景音楽: 明るく、未来的なトーンの音楽
映像: 最新のテクノロジーに関連する映像（AI、ロボット、VRなど）
ナレーション:
「こんにちは、[あなたの名前]です。今日は、2024年の最先端テクノロジーについて話しましょう。私たちの周りで急速に進化している人工知能、ロボット工学、そして仮想現実。これらの技術は、私たちの生活をどのように変えていくのでしょうか？」
映像: あなたの顔が映る
ナレーション:
「このチャンネルでは、最新の科学技術の驚異を分かりやすく解説しています。今日の動画では、特に注目されているテクノロジーのいくつかをピックアップし、それらが私たちの未来にどのような影響を与えるのか探求します。」
映像: 最新テクノロジーの使用例や研究の映像
「AIがどのように日々の決断を助け、ロボットが作業を変革し、VRが娯楽や教育をどう変えるのか、詳しく見ていきましょう。」
映像: あなたの顔に戻る
「動画の最後まで見ていただけると嬉しいです。何か質問やコメントがあれば、ぜひコメント欄にお書きください。それでは、最新テクノロジーの旅を始めましょう！」
動画: テーマに沿った映像に切り替わり、本編に移行
今度はセリフからBGM、シチュエーションまで詳細に記載された台本が生成されました。
下記のようにいう事で、台本の続きも同じように生成してくれます。
続きも教えて
〇〇（見出し）について、詳細なセリフを教えて
生成された台本をそのまま利用するのは難しいですが、ChatGPTに台本を書いてもらう→改善点を伝えて台本の内容を改善してもらうという作業を繰り返すことで、実用的な台本を生成することができます。
また上記のように生成した台本を、人間が加筆修正することで、さらに高品質な台本となります。
ChatGPTと他のAIツールとの組み合わせ
ChatGPTを活用して作成した台本は、他のAIツールと組み合わせて利用するのも効果的です。
例えば、画像生成AIと組み合わせることで、台本に合った動画のサムネイル画像や、動画内で使用する画像を生成することができます。
また音声生成AIと組み合わせることで、作成した台本を自然な音声で読みあげさせることも可能です。
動画制作に使う画像素材が足りない
動画に自分の声を使いたくない
上記のように思っている投稿者も、様々な生成AIを併用することで、悩みを解決することができるかもしれません。
ChatGPTを使った動画制作の未来
ChatGPTのような高度な対話型AIの登場で、より効率良く高品質な動画を制作することが可能になりました。
今後、AIで誰でも簡単に動画を制作できる時代が来たら、YouTubeをはじめとする動画投稿サイトのコンテンツは、さらに斬新で高品質なものになっていくでしょう。
AIによる動画制作が一般的になった時に、ライバルと差がつくのは、AIをうまく使いこなす能力です。
ライバルの少ない今のうちに、動画制作にAIを取り入れてみませんか？
